【コンサル業界取材】「AIで消滅は暴論。ただし中身は変わる」。ワンキャメ和田CEOに聞く業界の今

AIで変わるコンサル業界の一次情報をインサイダーにインタビュー
もやし 2026.04.12
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『Claude』擁する米アンソロピックの新プロダクトリリースに端を発し、SaaSやコンサルがAIエージェントに代替されるという懸念が広がったアンソロピックショック。

AccentureやNRIといった大手上場コンサルファームの株価が大きく下落する一方で、新興系のノースサンドなど業績好調なファームも存在しています。

本日はそんなAI時代のコンサル業界の現状に迫るため、ABeam→BCGを経てWonderCamelを創業された、業界のインサイダーである和田CEOにインタビューを行いました。

AIの進化によるコンサル需要そのものの変化、業務レベルの代替可否やコスト構造の変化、コンサル各社の採用動向、周辺業界が受ける影響など、AIがコンサル業界に与える影響を多角的にお聞きしています。是非最後までご覧ください

インタビュイープロフィール

〈Profile〉和田 淳史

株式会社 WonderCamel 代表取締役社長

ボストンコンサルティンググループ、アビームコンサルティングにて新規事業策定、業務改革、システム導入など幅広いプロジェクトを経験。

上智大学経済学部経済学科卒。

「全部なくなるは暴論」。ただし縮小は本物

ーーーーーXなどでコンサル業界はAIに置き換わるという意見が流れていますが、率直にどう見ていますか

まず、ある程度需要が縮小していくのは仰る通りだと思います。ただ全てがAIに代替されるというのは暴論で、縮小する領域と逆に伸びるような領域もあると思います。

ーーーーー伸びていくのはどういった領域になるのでしょうか

コンサル×AIの会社は調子が良いと言う話は良く聞きます。

「AIの使い方が全然わからないから教えて」というクライアントに対して、AI導入・活用して業務効率化を推進する、というプロジェクトが多いみたいですね。

またAI以外の領域であれば、実行支援系も引き続き需要が強いと思います。「会社の業務をどう効率化していくか?」という方向性を定めて、そこに人を張り伴走支援を行う需要は今も伸びているし、今後も継続すると思っています。

ーーーーーRPAなど新しいテクノロジーが出て来るたびに似たような話はありますが、今回のAIの波は過去のそういったブームと比較してどうですか

全然違うレベルです。RPAとかIoTみたいなレベルじゃない。社会が変わるレベルだと思っています。

今までは求められる自動化の要求をかみ砕いて要件を固めた上で、RPA等テクノロジー側の設計をするというプロセスが必要で、これがボトルネックでした。

ところがその要件を固める部分からAIで担えるので、自動化が可能な業務のスコープや難易度が大きく異なります。

加えて、事前に設計しておいたプロセスのみを忠実に実行するRPA等既存のテクノロジーでは実行内容が変わった際に都度設計し直す必要がありました。しかし、AIは実行内容の変化に柔軟に対応できるため、人間の工数も大きく減るという点が異なると思います。

大規模システム開発・実行支援は残る一方戦略系は代替余地大

ーーーーー先ほど需要が残ると仰っていた実行支援とは具体的にどんなことをやるPJなんでしょうか

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続きは、3616文字あります。
  • コンサル側のコスト構造と採用需要の変化
  • コンサルファーム各社が迫られる変革と周辺市場への影響

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