韓国のAmazon『Coupang』の競争戦略とAlibaba/TEMUの衝撃

Coupangのグローバルマネーを活用した競争戦略と中国系プレイヤーとの競争について考察
もやし 2024.08.11
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韓国のAmazonと言われるEC企業『Coupang』。韓国で9割以上の世帯が利用するシェアNo.1のサービスで、23年の売上高は243億ドルで悲願の黒字化も達成。

SoftBank Vision FundやSequoia等のTop TierのVCから投資を受け、韓国初のユニコーンに。21年に米NASDAQに840億ドルで上場。アジア企業としてはAlibaba以来の超大型上場です。

事業は韓国でのEC事業のほぼ一本足ですが、24年8月9日現在の評価額も409億ドルと、人口と経済規模で上回る楽天やLINEヤフーといった、日本のプラットフォーマーよりも高い評価額が付いています。

本日はそんなCoupangのAmazonを徹底的に研究したビジネスモデルと、10億ドル規模の投資で韓国市場に攻勢をかける、Alibabaとの競争について考察していきます。

Amazon + Instacart + DoorDash = Coupang

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続きは、3894文字あります。
  • グローバルマネーを活用した物流・テクノロジー投資
  • Alibaba/TEMUの衝撃。中韓プラットフォーマー競争

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