4年で売上30億円・黒字化。レッドオーシャンでのOh my teeth の勝ち筋と人材戦略
街の歯医者全てが競合という過酷な市場で、創業4年で売上30億円と急成長する『Oh my teeth』。ほぼ自己資本のみで、創業以来黒字経営を行っています。
本日は、そんなレッドオーシャンの歯科矯正市場で急成長を遂げる同社の、急成長のポイントや初期の事業開発、組織の状況について、CEO西野さんにインタビューしていきます。
また、記事の最後には、今回取り上げさせていただいた Oh my teeth 代表の西野さんと直接お話できる採用イベント「スタートアップジョブフェア」についても告知があります。
日本初の通わない歯科矯正サービス「Oh my teeth」とは
もやし:はじめにOh my teeth のプロダクトについて教えてください
Oh my teeth 代表 西野:歯科矯正なのに「通わない」「リーズナブル」「続けられる」というのが特徴で、日本初の通わない歯科矯正サービスを提供しています。
売上は1年目から黒字、シード以降VCからの調達なしで年間売上30億円規模まできています。さらに7ヶ月連続最高益を更新中で、来期の着地予測は100億円規模になる会社だったりします。
ビジネスモデルはシンプルです。メーカーと一緒で、クリニックにOh my teethを導入していただき、そこで売れたらその分を頂くという形。顧客体験にも決定的な違いがあります。
一般的な歯医者だと、1つのメニューとしてマウスピース矯正を扱ってもらうモデルですが、Oh my teethの導入クリニックは Oh my teeth のみを専門に扱っているのが特徴です。
自分が一番満足する顧客体験はどのモデルか?となると、楽天さんのようなモール型というよりは、商品が届くまでの顧客体験をコントロールするようなAmazon型だと思い、そのビジネスモデルを参考にクリニックを作っています。
結果的に、顧客体験をコントロールでき、より良い体験を提供することによって顧客の満足度が高まり、価値が最大化されてクリニックの利益にもつながっています。
もやし:コロナ禍のマスクやリモート勤務増の影響で市場自体は伸びていそうですが、競争環境はいかがでしょうか?
西野:たしかに新規参入した競合は増えてきています。しかし、本質的な意味での競合は増えていないと考えています。というのも、約100万円ほどの高額な費用を払い、最寄りの店舗で通いながら慣れたお医者さんで矯正を行いたい層が主流だからです。現在ではだいたいの歯医者で矯正を取り扱っているので、ほぼすべての既存の歯医者が競合といえます。
レッドオーシャンの市場で売上を伸ばせている要因
もやし:そういった競争環境の中、売上を急激に伸ばせている要因はどこにあるのでしょうか?
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- 最初からハードルなく成長できたのか
- 今後の成長戦略と組織拡大
- Oh my teeth 西野氏と話せる!スタートアップジョブフェアについて
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